「百徳(着物)」とは、金沢に江戸時代から伝わる子どものための着物で、子宝に恵まれるように、また子どもの健やかな成長を願う人々から生まれた金沢独特の産育習俗です。
百軒から着物の端切れをもらい、百の徳を得るようにと、縫い合わせた着物です。村の住人から着物の端切れをもらうことは村全体で赤子の誕生を切望し、また子どもの成長を見守るというまさに人と人のつながりを具現化したものと言えます。一人の子供は村全体の宝だったのです。
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真成寺に保管されている百徳は、身体の弱い子どもが丈夫に育つように、また安全祈願のお礼として奉納されたもので、鬼子母神像に着せた後、収蔵庫に入れて保管しています。